「きぼう」がドッキングしている国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された有人実験施設。サッカーコートほどの巨大な施設が地球の周りを回っているので、日の出前や日の入り後の約 2 時間は太陽に照らされて飛ぶISSを見ることができる。
「きぼう予報」では、ISSの軌道と地球の自転を計算し、ISSが通過するタイミングを予想している。その予報によると、2021年4月5日に西から南にかけてオリオン座付近の低い高度を飛ぶことが予想されたので、カメラを構えて待っていたところ、20:05頃マイナス2等星くらいに輝く「きぼう」の光がオリオン座を横切った。
撮影された写真を見てびっくり。飛跡は全く偶然、オリオン座の三つ星を見事に貫いている。(下図写真)
(撮影データ:EOS 70D, F=5.6, exp=30sec, ISO3200, f=18mm)
きぼうはおうし座方向から来てオリオン座の三つ星を貫き、おおいぬ座に向かう途中で地球の影に入って消えた。(写真左下と右下に見える飛跡は航空機によるもの。)
天文学の数値計算で、この写真の状況を再現してみたいものだが、かなりハードルは高そう・・・。
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