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旅の記録 歳時記

姫路城~城崎温泉 その1(姫路城)

9月に入り新型コロナの感染者数は減少し、各地に出されていた「緊急事態宣言」や「まん延防止法」は9月末に解除された。

しかしまだ観光地の人出は昔のレベルには戻っていない。そこで観光客でごったがえす前に、有名な世界遺産をゆっくり見るのは今しかないと考え、以前から訪れたいと思っていた姫路城を見学することにした。

10月12日(火)姫路城

エスバードの仕事から戻り、11日23:00に飯田を出発。途中草津SAで5時間ほど車の中で仮眠をとり、姫路城には9時過ぎに到着した。平日ということもあり、城の入口に近い大手門駐車場には数台の車しか止まっていない。心配された雨もあがり、いざ姫路城の見学に出発。

▼姫路城の正門である「大手門」をくぐり三の丸広場へ入ると美しい天守が顔を見せる。

▼姫路城の見学ルート
券売所で入場券を購入し場内に入る。チケット番号は”0014”。まだ14人しか入っていない。

見学は、まず赤線の天守直行ルートを回り、最後に西の丸を見ることにする。

▼菱の門
姫路城で最も大きな門であるが現在修復中。養生されていて外観は見えなかったが、菱の門の名の由来といわれる「花菱」は確認できた。

▼菱の門をまっすぐに進み「いの門」をくぐると「ろの門」行き当たる。

ろの門

ろの門から望む天守

▼はの門の前の南方土塀
ろの門をくぐり右手に回っていくと南方土塀がある。塀には狭間(さま)の穴がいくつも空いている。TVドラマ等で有名になり、別名「将軍坂」と呼ばれている。

▼はの門
門を進むと石垣が出っ張っており、行き止まりかと思わせる構造になっている。

「はの門」から「にの門」へは大きくUターンして進む

▼にの門

天井が低い穴蔵で、通路が直角に曲がり敵が通過しにくい構造になっている。

▼ほの門の前から乾小天守を望む

▼ほの門

「ほの門」をくぐった内側には通称「油壁」と呼ばれている築地塀がある。

「ほの門」の先の曲輪の中には兵糧を蓄える塩倉庫があり、中には深さ15mの井戸も掘られている。

姥が石
石垣の石不足に悩む秀吉を見かねて、老婆が「使ってくれ」と差し出した石臼だと言われている

▼水の門
姫路城の天守台を守るのが水の門。その最初の門が水一門。水一門から六門まで
狭い通路を屈曲して通り、ようやく天守の入り口へ・・・。

▼水の門の経路(画像クリックで参考URLへリンク)

▼水の五門、六門

急な階段を上って天守入り口へ

▼西の小天守から大天守に行く渡廊下
今上ってきたルートを振り返る

▼東小天守に展示されている軸組構造模型と説明文
「この模型は、大天守の解体修理工事にあたり実物の1/20で製作されました。
史上初めての解体修理だったので、構造体のもつ技術的特徴、あるいは構造上の欠陥や細部の処理方法をとらえた上で工事を行う必要がありました。」

▼大天守2階

武具掛け、釘隠し。梁は材木の曲がりを利用して巧みに組まれている。

出格子窓:窓の下は石落としになっている。

▼天守5階

西の大柱と梁

▼天守5階の鯱瓦

 

▼天守6階からの眺望

姫路駅方向に向く鯱瓦

遠くに瀬戸内海、小豆島を見ることができる。

▼西の丸、化粧櫓方向

▼大天守の見学を終え備前丸に至る道から乾天守、西天守、大天守を見上げる

▼備前丸からの西小天守と大天守閣

帯の櫓付近の塀の狭間からの眺め

▼ぬの門

▼るの門の説明
この門は正規の通路からはずれた位置の石垣に穴をこしらえ、その通路が目に付かないようにした一種の抜け道で姫路城特有のもの。

るの門を出ると石垣のつなぎが確認できる。羽柴秀吉の頃はこの斜線部までが石垣になっており、
その後に造成・改築などが行われ、現在の形になったとのこと。

 

▼三国堀より天守を望む

▼西の丸

天守を一通り見学後、西の丸につづく階段を登る。かつてはここに南入口の門があった。

▼西の丸より天守を望む

▼ワの櫓から渡り櫓に入り内部を見学できる

再建された櫓内部。百閒廊下と呼ばれている。

百間廊下から見た姫路城

西の丸の化粧櫓には千姫が暮らしていいた。櫓の出口からの姫路城

▼西の丸から将軍坂に下る

▼最後に姫路城にある官兵衛の普請と言われる「のずら積み」の石垣を見学

▼場内から出る前に、もう一度三の丸から天守閣を振り返ってみる。

参考URL

兵庫県 姫路城 その1 -underZero-
城の楽しみ方 | 姫路城公式サイト
「姫路城大発見アプリ」や見学ルートのご案内です。
404 NOT FOUND | あい言葉は「LaLaLa」
長年ありがとうございました。病気療養のため、実家に戻りリセットして参ります。

 

▼姫路城西御屋敷跡庭園 好古園

約3時間半ばかり姫路城見学をした後、軽い昼食をとり、最後に好古園を回った。

好古園は姫路城を借景に平成4年に開園した池泉回遊式の日本庭園。発掘調査で確認された姫路城西御屋敷跡・武家屋敷跡・通路跡などの地割を活かし、門や塀をくぐるごとに9つの趣が異なった庭園を楽しめる趣向になっている。姫路城の見学で疲れてしまい、広い庭園を回るだけで精一杯。写真は数枚しか撮らなかったので、詳しくはHP参照。
参考URL:https://himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/

こうしてブログにまとめてみると、天守を取り巻く門や通路のイメージはつかめたものの、肝心の城の内部構造・軸組などの見学は不十分だった。久しぶりの車中泊強行軍で集中力は3時間も続かなかった。いずれにしても姫路城を抑えるには最低2回は行く必要がありそう。次回はガイドさんと一緒に回るとより理解が深まるだろうが、さてその機会はあるか・・・。
姫路城をあとに、今夜の宿泊先の城崎温泉に向かった。

 

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