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四国遍路 四国遍路2022 歳時記

四国遍路パート3 3月14日(月)伊予和気~伊予北条

はじめに

2020年春に計画したお遍路(松山~香川)は、新型コロナの発生で急遽中止せざるをえなかった。今年は新型コロナのオミクロン株が急増し、各県でまん延防止法が発出されている。しかし海外の感染状況を見ると、このオミクロン株は感染力は強いものの重症化リスクは少なく、3月になれば落ち着くのではないか。幸い3/13~3/18はエスバードの仕事が6日間休みなので、年度末総会に向けた区の仕事のやりくりがつけば「1週間くらいお寺を回る時間がとれるかもしれない・・・」という想定の下、お遍路の準備を始めた。

歩行訓練

腰痛を患ってから、2020年10月に一度だけ白馬~大町25㎞を往復したが、それ以来、長距離は歩いたことがない。そこで何回かに分けて体の調子を見ながら歩行距離を伸ばすことにした。<歩行訓練ブログ参照

行動計画

前回は経費削減で深夜バスを使って四国を往復したが、今回は1週間しか余裕がないので時間を効率よく使うにはどうしたらよいか検討した結果、中央線瑞浪駅まで車で行って駅の駐車場に車を止め、新幹線を利用して電車で行けば、6時間半で松山に到着することが分かった。そうすると行き帰りの日の半日はお遍路の時間に充てることができる。さらに万が一途中で歩けなくなった場合、予讃線の途中駅から引き返せるように松山までの往復切符を買うことで運賃も1割安くなる。その結果、バスとのコスト差は新幹線の特急料金5000円のみになった。
宿泊は2つの理由から今回はビジネスホテルにした。コロナ感染が心配でない。チェックイン・チェックアウト・キャンセルの自由度が高い。

持ち物

3月の四国地方は暖かくなるのでダウンのベストなどは不要だが、それでもアンダーウェアや靴下は2セットは必要で荷を軽くできない。そこで雨具のズボンは山行用のパンツで代用するとともに、四国遍路のガイド本も必要な部分をコピーしたり、髭剃りはホテルのものを使うなどして軽量化に努め、総重量6㎏の荷物にした。

第1日目(3/14)雨→晴 伊予和気駅~伊予北条駅

歩行距離: 11キロメートル
歩行時間:2時間30分

まん延防止法は大都市以外は3月6日で解除となった。また区の仕事も3/13の夜、会計監査が無事終了したことから、予定通り3月14日~3月20日まで7日間、お遍路の旅に出発することにした。天気予報では3月18日頃、雨に降られそうだが仕方がない。

朝4:45飯田を出発。瑞浪駅には5:45着。駅の北側駐車場に車を止め6:16発名古屋駅行き電車に乗る。早朝にも関わらず名古屋に近くなると車内は混雑した。マスクは2重にしているがコロナウィルスが気になる。

名古屋駅で朝食のパンを買い新幹線に乗り込む。考えてみると新幹線は退職して以来乗ったことがない。年を取ったら自家用車で遠出するのでなく、電車+レンタカーの旅の方が楽だろうと思った。

岡山で特急しおかぜに乗り換え今治で下車。鯛めし弁当を食べた後、鈍行で前回の打ち止めの伊予和気駅へ。伊予和気駅には13:40に着いた。

 

<63番札所 円明寺 えんみょうじ>
伊予和気駅のそばにある円明寺の境内に入ると数人のお遍路さんが読経していた。

心配した天気も晴れて、気圧配置のせいか夏のように暑い。長袖シャツとTシャツだけになり、円明寺から12km先の伊予北条駅まで歩く。後で天気予報を見ると東日本から西日本にかけて記録的な暑さだったようで、明日もこの暑さが続きそうだ。寒い日を想定して持ってきたジャージなどが荷物なってしまう。

伊予北条までは平坦で単調な県道を歩くが時々瀬戸内海が見えた。海はなぎのように静かだった。

北条駅近くのスーパーで夕食を買い、宿泊ホテルのある松山駅まで電車で戻り、第1日目を終えた。

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