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四国遍路 四国遍路2022 歳時記

四国遍路パート4 4月17日(日)観音寺~善通寺

4月のエスバードの勤務表をもらったところ、出勤調整をすれば4月17日~22日まで連続で休みを取れることがわかった。幸い区の仕事も4/22の夜まではない。あと5日間あればお遍路を完遂できるので、これは今しかないと一念発起して最後のお遍路に出かけることにした。

第1日目(4/17)晴 観音寺駅~善通寺

歩行距離: 26キロメートル
歩行時間:7時間40分

前回同様、中央線の瑞浪駅から電車を利用し、3月に区切り打ちをした観音寺駅に向かった。

数日前の天気予報は週の前半3日は雨の予想だったが、幸い気圧配置が変わり当日は晴れとなり、70番札所本山寺に向かう遍路道からは、先月の遍路では雨で見えなかった雲辺寺と思われる山並みが望めた。

<70番札所 本山寺 もとやまじ>
仁王門を入ると、正面にどっしりと構える本堂と五重塔が見える。

本山寺を参拝後、近くのショッピングモールで昼飯をとり12キロ先の弥谷寺(いやだにじ)に向かう。
ため池越しに目指す弥谷寺の山並みが見える。

<71番札所 弥谷寺 いやだにじ>
午後は初夏のような日差しが照りつけ、マスクをつけて歩くのが苦しい。弥谷寺の手前の道の駅の自販機で飲み物を買って休もうとしたところお釣りを忘れたことに気づく。自販機に戻ると小学生が「お釣りを忘れた方ですか?」と売店にお釣りを届けてくれていた。お礼を言うとともに心が洗われる思いがした。

ようやく弥谷寺の門に着いたと思ったら「本堂までは530段の階段」の表示があり疲れが増す。煩悩を落とすという「百八階段」などを登りきって本堂に到着した。本堂から崖の下にある大師堂に下りて納経を終えるまで、思いのほか時間がかかり、予定の出発時刻を30分も上回ってしまった。

弥谷寺の断崖を見ると凝灰岩のような火山岩と思われる地層があった。かつて火山灰や礫が海底・湖底に堆積し隆起したのだろうか?

続いて曼荼羅地道という遍路道を歩き、72番札所曼荼羅寺に到着した。ここから73番出釈迦寺、74番甲山寺、75番善通寺の4つのお寺は2016年のお遍路で参拝しているので読経のみで回った。しかし納経時間を省いても弥谷寺でのロス時間を取り戻せず、善通寺に着いたのは17時過ぎとなった。弘法大師の出生地の善通寺でお守り札などを買いたかったが、残念ながら間に合わなかった。

<72番札所 曼荼羅寺 まんだらじ>

<73番札所 出釈迦寺 しゅっしゃかじ>

出釈迦寺より瀬戸内海を望む

出釈迦寺から甲山寺に向かう遍路道には麦畑が広がる

<74番札所 甲山寺 こうやまじ>

<75番札所 善通寺 ぜんつうじ>

今日は久しぶりに26㎞歩き、加えて弥谷寺の530段の階段を登ったせいか筋肉痛となり、足にはマメができた。一晩寝れば回復することを祈り床についた。

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