本格的な梅雨の前の晴れ間を利用して、第36次宮ノ越宿から第32次本山宿の手前の日出塩駅までの28㎞を歩いた。藪原宿から鳥居峠(1197m)を越えて奈良井宿に至るルートはハイキングコースとして人気があり、途中、歴史散歩する中年のパーティーに4組ほど出会った。奈良井宿は日曜日ということもあり、多くの観光客でにぎわっていた。この区間は標高が850m~1200mのため、初夏の強い日差しの中でも涼しく、あまり汗をかくことなく峠越えをすることができた。
8:10 宮ノ越の木曽義仲館に車を止めて出発
▼巴淵
▼国道19号線山吹トンネルを迂回し旧19号線を歩く。雑草が茂り廃道になっている・・・。
▼10:00 藪原宿
▼鳥居峠手前の丸山公園付近から藪原方面を臨む
▼鳥居峠のトチノキの巨木
▼11:00 鳥居峠
峠の案内標識がなく道に迷った。おそらく藪原から上がってきたハイカーは昔の峠を通ることなく、その下にできた車道を抜けて奈良井に下りてしまうだろう。
峠の手前には明治天皇が休まれた明治天皇駐蹕所碑がある。
▼11:40 奈良井宿
奈良井宿は中山道69次中、真ん中の34番目の宿場。宿場では通常は檜細工や漆器の生業が行われ、大名行列などの大通行の際は旅籠としての責務を果たしていた。明治以降も大火がなかったので、江戸末期の街並みが多く残っており、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている。
▼奈良井から2㎞下った漆器の産地 平沢の街並み
▼13:50 贄川関所
贄川からさらに5㎞先の日出塩駅まで歩き、15:42の電車で出発点の宮ノ越までもどった。
歩行時間:7時間(休憩80分)
歩行距離:28㎞
宮ノ越駅ー7.5㎞ー藪原宿ー3.3㎞-鳥居峠ー3.5㎞ー奈良井宿ー8㎞ー贄川宿ー5.8㎞ー日出塩駅
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