今年5月に封切りされた映画「大河への道」。伊能忠敬の大日本沿海輿地全図の作成の逸話を現代と江戸時代をはさんでコメディータッチでストーリー化。本予告を見てこれはぜひ見たいと思ったが、岡谷シネマで2週間くらい公開されたら、もうどこの映画館でもやっていない。おそらく大ヒットにはならなかったのだろう。仕方なく、Amazonプライムで視聴した。
立川志の輔の創作落語『大河への道―伊能忠敬物語―』を、中井貴一が企画し映画化。
あらすじ
「千葉県香取市役所では町おこしのため、日本初の実測地図を作った郷土の偉人・伊能忠敬を主役にした大河ドラマの制作プロジェクトを発足させる。ところが脚本作りの途中、忠敬は地図完成前に亡くなっていたという新事実が発覚し、プロジェクトチームはパニックに陥ってしまう。一方、江戸時代の1818年。忠敬は日本地図の完成を見ることなく世を去り、弟子たちは悲しみに暮れる中、師匠の志を継いで地図を完成させるため、一世一代の隠密作戦に乗り出す。(Yahoo映画より)
脚本は「JINー仁」「おんな城主直虎」などの森下佳子が担当。中井貴一が主演・高橋景保役、松山ケンイチと北川景子が共演し、現代と江戸時代の登場人物をそれぞれ一人二役で演じる。
詳細あらすじ・・・Wikipedia 大河への道
ネットでは中西監督の評価が分かれているようだが、自分なりの評価は5点満点中
企画:5、脚本:4、キャスティング:3、監督:3、音楽:3
という感じ。2回鑑賞したが、1回目は、役者やカメラのカット・アングル、音楽等に粗が目立ち、「企画・あらすじが面白いだけに残念」と思ったが、再度見るとなかなか味があった。配給が松竹だけに、山田洋二監督作品が好きな人はこの映画を見るだろう。。。
尚、史実では、中井貴一演じる主人公「高橋景保」は、後に「シーボルト事件」で処分され45歳で獄死するが、橋爪功演ずる大物脚本家の「加藤」は、果たして景保を大河ドラマでどのように描くのだろうか?? 大河への道のエンディングで流れる曲が何となく暗かったのはそれを暗示しているのか!?
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