2023-10-13 中山道 鵜沼宿~河渡宿ウォーキング
今日は秋晴れの晴天となったので先週に引き続き、「鵜沼宿」から西に下って長良川を越えた先にある「河渡宿(ごうど宿)」までの約25kmを歩くことにした。このルートは各務原~岐阜の市街地を歩くルートなので、昔の中山道を偲ぶような構造物はほとんどなく、車を気にしながらのウォーキングだった。
濃尾平野の端にある岐阜市は伊勢湾からずいぶん奥に入っているから、標高は50mくらいあると思っていたら、岐阜駅周辺の高度は15~17mだった。岐阜から長良川の河口までは約40㎞だから平野の勾配は0.02度という計算になる。従って濃尾平野はほとんどフラットであり、必然的に水害に備えた輪中のような堤防が必須であることに合点した。しかし輪中があるとは言え、大洪水の時は耕地の冠水は免れないだろう。
このような地理的環境での濃尾平野の戦国武将の資金源・財政基盤は米の生産力だったのだろうか、あるいは商業活動・交易によるものだったのだろうか。そんな疑問を感じながら街道を歩いた。
9:00、鵜沼宿の駐車場に車を止めて出発。
▼11:15 新加納着。 鵜沼宿~加納宿(岐阜)までの距離が17kmと長かったので途中に茶屋を設けた場所
▼11:50 切通陣屋跡
▼12:05 細畑の一里塚
▼12:26 加納宿入口着(現在の岐阜市駅の南に位置している)
加納宿の街並み。近くの中華料理店で昼食をとる
▼14:05 鏡島湊着。 加納宿から西へ5㎞先にある長良川の渡船湊
▼長良川にかかる河渡橋から長良川、岐阜城(金華山)、岐阜市街地を望む
▼河渡橋
▼14:25 河渡宿一里塚跡
長良川の洪水対策として、宿中を5尺(1.6m)ほど土盛りしてその上に家屋を移転させたとのこと。
▼遠方に見える新興住宅に対し街道は5尺ほど高くなっていることがわかる。
河渡宿から最寄りの穂積駅まで1.5㎞ほど歩き、JRと名鉄線で出発地の鵜沼宿に戻り帰路についた。
▼15:00 穂積駅でJR東海に乗車。遠くに伊吹山が見える
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