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歳時記

2024-01-04 新年雑感

元日は前日からの雨も止み各地で初日の出が見られた。昨年同様、立沢の日の出観望スポットまでは行く気力がなく、初日の出は家の前から拝んだ。

▼椋磨くんのお食い初め

昼前に和己ファミリーと尚子と富士見のゆめ広場に遊びに行った。そのついでに駅そばを食べようということになり富士見駅に行くと、小淵沢の田中さんのご家族にばったりお会いした。聞けば田中さんのお孫さん”しおりちゃん”とかなめちゃんは「子育てひろばAiAi」で出会った遊び友達同士で、人見知りのしおりちゃんの唯一の友達がかなめちゃんなのだそうだ。田中さんファミリーも駅そばを食べに来たということで、そばを食べながら久しぶりに田中さんとお互いの近況について話をした。

「犬も歩けば棒に当たる」ということわざには、
①フラフラ出歩くと棒で殴られたような災難にあったりする。
(じっとしていれば良いのに、余計な行動を起こすべきでないとの戒め)
②行動を起こすと、幸運なことでも災難なことでも何らかの経験をすることができる。
の2つの解釈があるようだが、今日はまさに②が当てはまった。①はむやみに行動することへの戒めであって、目的を持った行動は何らかの経験ができて得るものがあるのではないかと思った。

昼食後、啓子さんが飯田に戻りたいというので、皆で家族写真をとり帰路についた。

【能登半島地震】

松川ICで高速から出ようとしたところ、ラジオ・携帯から緊急地震速報が流れた。能登半島で震度7の大きな地震が発生し大津波警報も発令され、穏やかな元旦の日に緊張が走った。夕方だったこともあり地震の被害の詳細はわからなかったが、テレビは一斉に正月番組から地震番組に変えて地震情報を流すことになった。この地域は3年ほど前から群発地震が続いていて、今回はその地震に誘発されたのか能登半島にある3つの活断層が同時に動いたようだ。能登地域は古い家屋が多く、地震で1階が押しつぶされ、さらに狭い道路はその倒壊家屋でふさがれてしまったので救助活動・消火活動が進まず、多くの犠牲者が出てしまった。

 

【羽田空港衝突事故】

能登半島地震の翌日、羽田空港で着陸中の日航機と海上保安庁の固定翼機が衝突して炎上するという考えられない事故が発生した。幸い日航機の300余名の乗客乗員は助かったが、海上保安庁の乗組員5人が亡くなった。偶然とはいえ元旦から痛ましいニュースが続き、誰かが意図的に仕掛けているのではないかと疑いたくなった。

【2つのニュースから思うこと】
2つの大きなニュースを冷静に見つめなおすと、なぜ災害対策ができていないのだろうという疑問が湧いてくる。まず能登半島地震だが、昨年5月に震度6強の地震があり全壊家屋、死者、けが人も出た。その後、古い家屋の耐震補強は進められなかったのだろうか? 寝室、居間などの部分補強だけでも良いはずだ。国は国土強靭化というお題目で多くの土木工事に金を注ぐが、地盤改良などは自然の力の前には歯が立たない。総花的な施策を行うのでなく、ハザードマップ上、安全と判断される場所に住居を意図的に移し、高齢化社会にも対応したスマートな街づくりに集中的にお金を使うべきではないか? この機会に大阪万博などやめて、そのお金を被災地の復興とスマートシティー創りに投資したほうがよほど有益と思うが、大阪知事も政府も全くその気はないようだ。

次に羽田の航空機事故だが、航空機の誘導が管制官とパイロットの交信・復唱だけでなされているとするれば、あまりにお粗末だ。海上保安庁の機長が誤って滑走路に侵入した場合は、自動的に機内にアラームが鳴ったり、航空機が停止する仕組みはないのだろうか? 1分半に1回の離発着という超過密な羽田空港で、管制官とパイロットのみに頼った誘導がメインだとすれば、システム上の欠陥としか言いようがない。人を責めずに、誤侵入のようなヒューマンエラーを防げない仕組みを責めて、しっかりとしたシステム対策を打つべきではないか。

2024年、国内は波乱の幕開けとなった。今年はアメリカ大統領選、台湾総統選、パリオリンピック、新紙幣(日本銀行券)の発行、日銀の利上げなど、経済が揺れ動くイベントも多い。ようやくコロナ禍が落ち着いただけに、大きなショック(ショック・ドクトリンも)がないことを祈りたい・・・。

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