今朝は柿の消毒の予定だったが、週間天気予報が雨模様だったので、昨日早めに白山先生と消毒を終え、代わりに来週の台風到来に備え水路周りの草刈りとメンテを行った。午後は久しぶりにゆっくりできる休日だったので、ビデオに録りだめていた映画「舞妓はレディ」を鑑賞した。
『舞妓はレディ』は、2014年公開の周防正行監督の作品。上白石萌音演じる津軽出身の少女「春子」が、京都の花街・下八軒で舞妓を目指す成長物語で、歌とダンスを交えミュージカルタッチで描かれる。津軽と鹿児島訛りが酷い彼女が、言語学者の大学教授「京野」の指導の下に流ちょうな京言葉をマスタしていく展開は、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』のオマージュである。
周防監督の作品は「Shall we ダンス?」、「それでも僕はやっていない」以降、仕事に時間をとられ映画に触れることもなかったせいか、その後の作品については鑑賞していなかった。今回NHKBSで放映されることを知り、作品について調べてみると、ストーリーを十分練ったうえでの感動エンターテインメント映画であるようで、ちょとワクワクしながら鑑賞した。
この映画は、第38回日本アカデミー賞で、お茶屋の女将役(千春)の富司純子と春子役の上白石萌音が、それぞれ優秀助演女優賞、新人俳優賞にノミネートされているが、その評価通り素晴らしい演技だった。
「舞子はレディ」は、1度だけでなく2度鑑賞することで、京文化の粋とストーリーとキャスティングの良さが実感できる作品である。「Shall we ダンス?」では棒読みだった草刈民代も今回は女優として成長し、夫の周防監督が彼女の踊りの美しさを引き出していた。
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