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歳時記

2025-03-07 伊那諏訪八十八霊場(伊那市界隈)

先週は春雨前線が停滞し雨や雪、曇りの天気が1週間ほど続いたが今日は久しぶりに晴れた。2月は寒い日が続いたので3月に入ってようやく梅が開花し始めた。昨年は1月下旬に開花して、その後の寒さでつぼみがやられ全国的に梅が不作になったが、今年の開花は例年より1週間ほど遅い感じだから、梅の収穫は期待できそうだ。

今日は晴れたものの風が冷く外に出るのは少々億劫だったが、最近なかなか歩く機会がないので、奮起して伊那市周辺のお寺を巡ることにした。

コース:約6km
ベルシャインP→55: 種月山 長桂寺(曹洞宗)→54: 寶樹山 円福寺(天台宗)
→52: 護法山 常円寺(曹洞宗)→50: 竜東山 阿弥陀寺(曹洞宗)→ベルシャインP

ベルシャイン伊那店の広い駐車場に車を停め、西に進んで天竜川を越え、まず伊那街道沿いにある「種月山 長桂寺」へ向かう。

▼55: 種月山 長桂寺(曹洞宗) 

曹洞宗のお寺で毎週火曜日に坐禅会を行っているとのこと。HPあり → 長桂寺

続いて伊那街道を北上して円福寺に向かう。

▼伊那街道の家並み

街道の家々には屋号の札がかかっている。

伊那街道は天竜川の1段目の河岸段丘の端に沿って伸びており、街道からは東側に仙丈、甲斐駒の山並みを望むことができる。

▼54: 寶樹山 円福寺(天台宗)

円福寺からいったん段丘を降り、小沢川を渡って再び段丘を上ると、伊那小学校の横に「常円寺(曹洞宗)」があった。これまで訪ねたお寺の中では最も大きく、伊那谷にもこんな立派なお寺があるのかと驚いた。
お寺のホームページを見ると、寺は応永六年(1399年)の建立の古刹である。住職の角田泰隆氏は、駒澤大学を出て駒澤短期大学教授などを経て、現職に至るとのこと。
著書に
『禅のすすめ・道元のことば』(日本放送出版協会)
『ZEN道元の生き方』(日本放送出版協会)
等があり、かなり有名な住職のようだ。毎月2回坐禅会もあり、お寺が近くにあるならぜひ参禅したいと思った。

常円寺から再び段丘を降り、天竜川を渡って阿弥陀寺に向かう。途中、入船の橋のたもとに「天竜川通船」の船着き場の碑が建っていた。

立札に書かれている由来を読むと、「坂下と別府・時又に発着所を置いて、月十二回貨物を運搬し、その所要時間は坂下ー時又間を下り五時間、上り三十時間を要した。・・・明治三十七年七月の大洪水で就航を中止し・・・その後の就航はなく、ついに天竜川上流の水域に白帆の影は絶えた。」とのこと。天竜の急流の上りはさぞ大変だろうがどのように運航していたのだろうか。

0: 竜東山 阿弥陀寺(曹洞宗)

阿弥陀寺は普通の民家のたたずまいで、門扉の中に入るのはちょっと気まずい感じだったので、外から写真を撮り、ベルシャイン伊那店の駐車場に戻った。

今日は常円寺(曹洞宗)というお寺と住職を知ることができたのは収穫。やはり歩くといろいろな出会いや気づきがある。これも何かの縁と思い、さっそく『禅のすすめ・道元のことば』をアマゾンで購入した。

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