ホームページをリニューアルしました。旧HPはこちら
歳時記

2026-02-08 衆議院選 自民党圧勝

2月8日に行われた第51回衆議院議員総選挙では、自民党が全465議席中316議席を獲得し、単独で定数の3分の2を上回る圧勝となった。選挙前、公明党と立憲民主党による中道改革連合「中道」という新党結成の動きがあったが、公示前の議席167議席の半数を下回り、立憲民主党の幹部らが相次いで落選した。この選挙結果を受け、翌日の日本株式市場は高市氏の積極財政と安定政権に期待をして2500円も急騰した。

今回の衆院選は、昨年10月に首相に就任した高市氏が、「日本の未来のために、積極的な政策を行うが、そのかじ取りを私に任せてよいのか、国民の審判を仰ぎたい」という主旨で解散を強行したので、「高市氏の信任=自民党への投票」というすり替えロジックの選挙になった。そのため、メディアパフォーマンスの良い高市氏の高い支持率がそのまま投票につながり、自民党のLandslide的な圧勝になってしまった。おまけに立憲民主党の野田など、旧い体質の政治家が有権者置き去りの唐突とも思われるような新党を結党したので、新党の意図は従来からの支持者には伝わらず、多くの票が他党に流れてしまったことは言うまでもない。

野党で大きく飛躍したのは、2025年5月に設立された「チームみらい「で、初の衆院選にもかかわらず比例代表で11議席を獲得した。ネットでは、「竹中平蔵や堀江貴文が推しているから嫌だ・怪しい」などといといろと怪文も流れているが、彼らのHPで掲げる価値観や政策は論理的で好感が持てる。知的なネット市民が彼らの考え方を指示し賛同したから得票数が伸びたのではないかと思う。

さて、自民は衆議院で3分の2を確保したので、常任委員会の委員長のポストを独占したうえで、委員の過半数も確保できる。さらに提出した法案を参院で否決されても、衆院で再可決して成立させることができ、憲法改正の国民投票の発議も可能になる。

昨年の2月に齋藤ジンさんの「世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ」を読み、これまで新自由主義的な世界観に支えられてきた既存システムの信認の崩壊がはじまっているという主張に注目した。この1年間は、彼女のシナリオ通り、トランプの関税騒動を皮切りに、EUとアメリカのこれまでのNATO同盟という蜜月関係からブロック経済の関係にシフトし始めているように感じる。こうした中で、アメリカと中国はどのような外交関係に移行するのでだろうか?

齋藤ジンさんが指摘するように

「経済相互依存によって軍事衝突は最小限となるという新自由主義のロジックは破綻し、台湾有事は現実的な懸念となっていますし、北朝鮮の軍事開発も歯止めが外れてしまいました。こうした環境変化の中、(自民党の)岸田総理は防衛費の倍増、反撃能力の保有、日米韓関係の再構築という結果を出した」

ので、高市内閣によってその環境整備が加速されることは間違いなく、来月、トランプが中国を訪問し習近平と会談をするが、「台湾問題」がどのように現実化していくのか注目していきたい。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました