飯田文化会館で名古屋フィルハーモニーのコンサートがあったので聴きに行った。当日はコロナ感染症対策として一つ飛びの座席指定だったのでゆったりと鑑賞することができた。
コンサートの前半は、
・ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
・J.シュトラウスII世:ワルツ『南国のバラ』 作品388
・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
等のオーケストラセレクション。
後半は、モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』だった。
モーツァルトは室内楽は生で聞いたことがあるが、交響曲ははじめてだったのでちょっと楽しみだった。
果たして、とくに『ジュピター』の最終楽章は圧巻。Webの解説記事によると、5つのテーマが5声部のフガートを構成するコーダなのだそうだが、すべての楽器が途切れることなく、対位法などの技巧で力強く音を重ねて心地よい。楽団員も演奏を楽しんでいることが伝わってきた。
クラシックコンサートというと拍手とアンコールで終わるが、前半部は名曲セレクションだったので、指揮者の松井慶太さんから楽曲の説明もあり、親近感を持って聞くことができた。
家のCDラジカセでは聞けない生演奏に触れ、あらためてモーツァルトのすばらしさ偉大さが実感できたコンサートだった。
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