第3日目(3/16)晴れ 今治駅~小松大頭
歩行距離:34㎞
歩行時間:8時間半
今日は今治駅から横峰寺湯浪ルートへ通じる小松大頭までの約34㎞のロード。この4年間一度も歩いたことのない距離なので足腰が持つか心配だ。天気予報ではこれからも気温が高そうなので、駅のコンビニで不要な下着類と土産を宅配便で送り荷を軽くした。
甲子園で有名な今治西高校の横を通り南西に向かって3kmほど歩き、56番泰山寺に到着。
<56番札所 泰山寺 たいさんじ>
そこから、57番栄福寺、58番仙遊寺までは田舎道・山道が続くが、コースに変化があるので6kmの道のりもそんなに長くは感じない。
<57番札所 栄福寺 えいふくじ>
<58番札所 仙遊寺 せんゆうじ>
標高250mの仙遊寺からは今治平野が望めたが、あいにくの黄砂で視界はあまりよくなかった。
仙遊寺がある作礼山の周りにはため池が点在している。ため池から振り返ると仙遊寺の宿坊が見えた。
仙遊寺から7km先の国分寺に向かう途中に”コットンドール”という洒落た洋食レストランがあるので、そこで昼食をとる計画にしていたが人気があるようで満席。仕方なく近くのスーパーで弁当を買い、河川敷の桜で有名な頓田川の堤防で昼食休憩を取った。昼食後、飲み物を買うために59番国分寺の手前のファミリマートに立ち寄ると、店員さんが「フライドポテトか、鳥の唐揚げ食べますか?」とお接待をしてくれようとしたので、「今弁当を食べたところなので・・・。」と丁重にお断りした。愛媛県の東予地方はファミリマートが多く、お遍路さんにとってはコンビニが現代の一里塚・茶店となっている。
59番国分寺を参拝したところで歩行距離は16km。これからさらに国道、一般道を18km歩かねばならない。松山からの遍路道は国道を歩くことが多いが、高知に比べて圧倒的に交通量が多く、特に大きなトレーラーが通ると歩道があっても気が休まらずストレスが増す。
国分寺から6.8㎞先にある世田薬師で休憩した後、遍路道を下ると遠くに石鎚山とそれに続く山並みが見えた。石鎚山は標高1,982 mの高さだが海抜0mからそびえているので、ちょうど原村から八ヶ岳を見るイメージで標高以上に高く感じた。明日はあの手前の山まで登ることになる。
石鎚山、瓶ヶ森、伊予富士の石鎚山系を眺めながら歩くこと2時間、足腰の疲労が相当厳しくなったところでようやくファミリマート小松大頭に到着した。Googleマップを多用したのでスマホの電池が10%を切っっていた。コンビニの休憩カウンターで充電しながらタクシーを呼び、5km下った壬生川駅近くのホテルに向かった。
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