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四国遍路 四国遍路2022 歳時記

四国遍路パート4 4月18日(月)善通寺~国分寺

第2日目(4/18)晴 善通寺~国分寺

歩行距離: 31キロメートル
歩行時間:8時間

朝起きると昨日の筋肉痛と疲れはだいぶ軽くなっていた。今日は80番札所国分寺まで5つのお寺を巡るが、遍路道の途中には丸亀城があるのでそちらも見学する予定を立て、善通寺のホテルを7時半に出発した。

<第76札所 金倉寺 こんぞうじ>
第76札所 金倉寺(こんぞうじ)に着くと、境内では地域の方が太極拳を行っていた。自分の家の近くにもこうした境内があるお寺があると良いのにと、少しうらやましかった。

<第77番札所 道隆寺 どうりゅうじ>
第77番札所 道隆寺に向かう途中、家の窓から「ちょっと待ってくださ~い」と呼び止めるご婦人がいる。お接待は要らないけどなあ・・・」と心の中で呟きながら待っていると、老婦人とそのご子息であろう親子連れが出てきて、道隆寺のお札を腹の中に入れた小さな陶器製の仏像を差し出した。どうも息子さんは自閉症あるいは知的障害のある方ではないかと思われるが、家の中に陶芸所があり仏像を作っているとのこと。「荷物になって申し訳ないが、受け取ってもらえるとうれしいのですが・・・」とのことだったので、ありがたく頂戴したところ二人とも喜んでいた。おそらく陶芸に打ち込むことでハンディキャップを乗り越えようとしているのはないだろうかと思った。

<丸亀城>
第77番札所の参拝を終え、続いて丸亀城へ向かった。丸亀城は亀山(66m)を利用した平城で山頂まで4重の石垣が張り巡らされ、総高としては日本一高い石垣がある城だそうだ。場内に入ると健康のためだろうか、地元の年配の方々が坂道を登っていた。城の天守に立つと丸亀市内や今治造船のドック、瀬戸大橋、讃岐富士などが一望できた。景色を眺めてしばらく休憩し、次の札所、郷照寺に向かった。

今治造船方面

丸亀市内と瀬戸内海

讃岐富士

丸亀城の公園の斜面ではもう草刈りが始まっている。この広いお城の管理をするのも相当大変だろう。

<第78番札所 郷照寺 ごうしょうじ>
郷照寺の手前、宇田津駅入口で、道隆寺で一緒になったお遍路さんが遍路道を戻ってくる。静岡からきた方で「今回は44番から歩いているが、膝が調子悪くなり歩くのをやめようかと考えている」とのことだったので、電車の移動に変えたのかもしれない。あと2日間で結願できるのに無念だろう。

郷照寺参拝後、近くにあるショッピングセンターで弁当を買い昼食をとった。冷たいスーパーの弁当はおいしくない。すぐ近くにフードコートもあったので、そこで暖かいメニューを頼めばよかったと少し後悔した。

<第79番札所 天皇寺 てんのうじ>
天皇寺の手前で歩き遍路の団体が見えた。団体さんより先に行かないと納経に時間がかかるだろうと思い足早に追い越し、天皇寺には14時に着いた。このお寺は崇徳上皇の冥福を祈願して崇徳天皇社が建立されたので「天皇寺」と呼ばれるようになったそうだ。

<第80番札所 国分寺 こくぶんじ>
天皇寺で納経を済ませた後、国道11号線を東に進み、本日最後の札所、国分寺に到着した。本堂では僧侶と思われるお遍路さんが朗々とした声でお経を唱えていた。それと比べると自分の読経が恥ずかしかった。

国分寺を参拝後、500メートルほど戻って国分駅から高松駅に電車で移動し、今日のホテルへ向かった。

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