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中山道 歳時記

2022-06-16 中山道ウォーク(下諏訪宿~日出塩駅)

前線が南下して晴れ間がのぞいたいので、下諏訪宿から日出塩駅までの24㎞を歩いた。
前日富士見まで移動し、翌朝、電車で下諏訪駅へ。諏訪に住みながら一度も中山道を歩いたことがなかったので、いったん中山道と甲州街道の分岐点の諏訪社秋宮横まで歩いてから塩尻峠に向かった。

下諏訪から塩尻峠までは6.5㎞。岡谷ICから急坂を登るので3時間くらい時間がかかるかと考えていたが、実際はその半分の時間で到着した。塩尻峠からは諏訪湖の後ろにうっすらと富士山のシルエットが望めた。

塩尻峠から下ること40分、永井坂沿いの柿沢集落は家は改築されていて新しいが、各戸が庭を持ち昔の街道の面影を残していた。塩尻の大門神社で昼食をとった後、平出遺跡手前にある平出の一里塚を通り、洗馬宿、本山宿を抜けて、前回の終点JR日出塩駅には14:30過ぎに到着した。ちょうど塩尻駅行のコミュニティーバスが来たのでこれに飛び乗り、塩尻駅へ移動。16:11の小淵沢行き電車で富士見に戻った。

このコースの下諏訪~塩尻間は、岡谷今井地区や塩尻柿澤地区の街道風情が味わえ、また汗して登った塩尻峠からは諏訪盆地の眺めを楽しめることができるので、散策コースとしておすすめである。

 

▼8:50 下諏訪駅から中山道と甲州街道の交差点へ。

岡谷市今井の中山道。 街道の両脇の家には樹齢の大きな庭木の植栽がみられる

▼10:30 塩尻峠 塩嶺からの諏訪湖方面

この一帯は、明治天皇御巡幸に因んで「塩嶺御野立公園」と呼ばれている。

▼塩尻宿手前の 柿澤部落の永井坂。岡谷の今井地区同様、両脇の家の庭木や生垣が立派。

▼11:40 塩尻宿

▼塩尻宿にある堀内家住宅。堀内家は、江戸時代堀ノ内村の名主、豪農。大型上質の本棟作りとして、国の重要文化財に指定されている

 ▼平出の一里塚 昔のままの形をとどめている

▼11:40 洗馬宿

▼13:15 本山宿

▼14:35 日出塩駅へ到着

諏訪~塩尻の宿場の家並は昔の古い建物はないものの、家の屋号や生垣などが当時の面影を偲ばせている。この地域は、明治~昭和にかけて時代のトレンドに沿った産業が興されたこともあって金銭的に豊であるからか、街道筋の家は新しく建替えられ立派な家も多い。収入があるからこそ昔からの庭木や生垣が維持できるのだろうと思った。

歩行時間:6時間(休憩40分)
歩行距離:24㎞
下諏訪駅ー6.6㎞ー塩尻峠ー5.6㎞-塩尻宿ー6.7㎞ー洗馬宿ー3.5㎞ー本山宿ー1.5㎞ー日出塩駅

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