桜開花
先週から5月並みの天気が続いているが、この暖かさで飯田地方の桜が一斉に咲き始めた。我が家の基準木であるお墓に行く道にある桜は、寒い西風にあおられて他の桜より開花が遅いのだが、さすがにこの陽気で今日一斉に開花した。昨年より1週間早い。田んぼや土手の草も青くなった。今年も草の勢いが強いのではないかと今から草刈りのことが心配になる。
王希奇さんの「一九四六」展鑑賞
阿智村の満蒙開拓平和記念館で開館10周年として、中国人画家王希奇さんの「一九四六」展が開催されているので見に行った。
「一九四六」は、中国葫芦島の港で引揚船に向かって列をなす日本人の群衆の様子を、縦3m、横20mという大きなキャンパスに、白黒の陰影で描いた大作。王さんは中国人でありながら、日本人の少年が遺骨を抱き引揚げる様子を捉えた1枚の写真に心動かされ制作に取り掛かったとのこと。侵略された側の中国の画家がこのような感動的な大作を描いたことに驚くとともに、感動した。
この絵を見ながら、今週岸田首相がウクライナを訪問しその惨状を目の当たりにして、「ロシアの暴挙だと痛感した」と語ったが、国家間の憎しみをあおるのではなく、「だから戦争はやってはいけない。戦争をしないために日本は何をなすべきかを考えたい。」と語って欲しいと思った。
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