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歳時記

2024-03-14 天龍村ウォーキング

今年の2月は例年になく雨が多かった。飯田測候所の観測データによると、2月の降水量は165.5mmと平年の210%、日照時間は145時間で平年比84%とのこと。この傾向は3月初旬まで続いたので、この1か月間はまとまったウォーキングができなかった。今日はようやく大きな高気圧に覆われ、これから4日ほど晴天の日が続きそうだが、エスバードの出勤と重なり中山道ウォーキングをするような連休はとれない。そこで仕方なく下伊那周辺を歩くことにした。どこか適当に歩けるところはないかネット検索していると、「天龍村ウォーキング」というコースがある。平岡駅から満島神社まで登り、続いて十方峡を経て天竜川沿いに遠山川と出会う羽衣崎橋まで歩き、その後、平岡ダムを渡って西岸の平岡発電所に至る約3時間のコースである。距離は10㎞程のコースだが気分転換になりそうなので飯田線で平岡駅に行ってみることにした。

歩行記録:

合計距離: 10625 m
最高点の標高: 457 m
最低点の標高: 273 m
総所要時間: 02:52:21

9時14分天竜峡発の飯田線は貸し切り状態。車掌が私の切符をチェックに来ると、平岡駅は無人駅なので切符をそのまま回収していった。

▼コースの要所要所に赤い表示があり、わかりやすい。

▼平岡駅(320m)から天龍村小学校の横を通り満島神社(450m)まで登る。

▼満島神社からの南アルプス
あいにく雲がかかって山容がわかりにくいが、右の三角の山は聖岳と思われる。

▼十方峡トンネルの上には上級者向け歩道コースがあり、ここからさらに520mほどのピークを越えて平岡ダムに至る山道が整備されている。今回はこのコースを使わずに、天竜川の河岸道路に下りることにした。

▼十方峡トンネル手前より、平岡ダムを望む

▼羽衣崎橋から遠山川を望む

▼平岡ダムの水門

▼ダム建設で亡くなった中国作業者の慰霊碑
平岡ダムは1940年、軍事産業への電力供給を目的に国策で建設が始まった。強制連行された中国人の他、連合軍捕虜や朝鮮人が動員され、45年春に資材不足で一時中断するまでに飢えや病気、不慮の事故などにより、中国人だけでも62人が死亡したとされる。(南信州新聞記事より)

▼ダムを渡って西岸の道路へ

▼平岡発電所の上にある十五社

▼平岡駅に戻る途中、満島関所跡に立ち寄る

今回は満島神社から平岡ダムまで河岸道路を利用したが、道が狭いので車、とくに大きなダンプの通行が気になった。十方峡トンネルの上の道から平岡ダムを眺めた後、ちょっともどって上級者用の山道ルートを使ったほうがよさそうだ。また、歩行距離は短くなってしまうが、羽衣崎橋まで行かずに、平岡ダムを渡って平岡駅に戻り、駅周辺を散策したほうが、車を気にすることなくウォーキングを楽しめると思う。次回は、上級者用の山道ルートを使ったウォーキングルートをアレンジしてみようかと思う。

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