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中山道 歳時記

2024-01-29~30 中山道ウォーク 高崎~桶川

エスバードの連休が続いたので、中山道の高崎から桶川までの約70㎞を歩いた。一年で最も寒い時期ではあるが今年は暖冬で幸い2日間とも天気は快晴。街道筋の梅は7分咲きだった。歩るいたことで関東平野や荒川水系の規模の大きさを実感できた。

1月29日 深谷~高崎

▼早朝、富士見を出て今夜宿泊予定の深谷駅周辺のホテルに車を停め、8時20分に出発。高崎方向へ歩いて行く。
岡部ちかくの小山川を越えると深谷ネギの畑が広がり、遠くに浅間山が見える。

▼本庄宿の旧本庄商業銀行煉瓦倉庫
明治29年(1896)に建てられたレンガ造りの倉庫。繭や生糸の保存倉庫として使用され、本庄の絹産業や経済を支えた。倉庫内には中山道本庄宿の説明資料などが展示されていた。

▼このあたりの民家の典型的な配置
南向きの2階建母屋の前に奥行き30mくらいの畑や庭があり、母屋の左前には倉庫や作業用の建物が建っている。

▼神流川(かんながわ)の長い橋を渡ると群馬県(上野国)の宿場、新町宿がある。

街道からは東、北、西方面に雪を被った山並みが見える。浅間、榛名、赤城くらいはわかるが、「その他の山は何かな?」と思っていたところ展望図があった。これによると東には日光の男体山、皇海山、北には朝日岳、谷川岳などの越後山脈が見えているようだ。

赤城山の両サイドに冠雪の山並みが見える

▼赤城の左裾野を拡大。白い雪山は朝日岳か?

▼倉賀野宿を経て高崎駅へ

▼16時20分高崎駅着

1月30日 深谷~桶川

今日は深谷駅の近くからスタートし、江戸方面の桶川宿まで35kmを歩く。

▼深谷駅
深谷駅は東京駅を模したデザインの駅舎だ。東京駅が深谷市産のレンガを大量に用いている縁から「レンガの街」をアピールする意味を込めて1996年に改築されたそうだ。

熊谷近くで標高30mをきりはじめるとようやく水田が現れた。これまでは野菜と麦畑ばかりだったが、河川の水位と同じくらいの標高になり用水を引くことができるからだろうか? 後日ネット検索してみると、備前渠用水という農業用水路があり、利根川から取水し埼玉県北部の本庄市、深谷市、熊谷市の水田にかんがい用水を供給しているようだ。

▼熊谷宿

熊谷市の久下地籍に入り、しばらく荒川の左岸沿いの堤防を歩く。堤防に登ると堤防の高さと荒川の河川敷の広さに驚く。堤防の上にはサイクリングロードがあり、散歩や自転車を楽しむ人がいた。高い堤からは浅間や富士山が望めた。

荒川の河川敷と浅間山

富士山

堤防を1kmほど歩くと、昭和22年9月のカスリーン台風による洪水のため、濁流が堤防を越え決壊したという碑が立っていた。高く築かれた堤防によりこの川も、いずれは天井川になっていくのだろうか。

▼鴻巣の町並み
鴻巣の名前の由来はコウノトリの巣で、街の歩道にはコウノトリのシンボルマークが描かれている。

鴻巣からさらに10㎞歩いて15:45に桶川駅に到着

桶川駅から高崎線で深谷駅まで戻る。東京駅でよく「籠原行」という電車を見かけたが、今回のウォーキングで、籠原は深谷と熊谷の間にある駅であることが分かった。

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